ラプチャーディスク / ラプチャーディスクについて

ラプチャーディスクにおけるホルダーの役割や種類を紹介

ラプチャーディスクは、過剰圧力を破裂させることで開放するという安全装置ですが、破裂板と呼ばれる金属板だけではなく「ホルダー」と呼ばれる部品が非常に大切な役割を果たしています。

ホルダーは1種類ではなく、いくつかの種類があります。
ホルダーがどんな役割を果たし、どんな種類があるのか詳しく解説していきます。

1.ホルダーの役割とは

ホルダーは、ラプチャーディスクの設置に欠かすことができない部品です。
ラプチャーディスクは、圧力容器もしくは配管などの中でも強度がより弱い場所に設置され、ホルダーによって確実に固定されます。
なぜ確実に固定する必要があるのかというと、破裂圧力が変わってしまう恐れがあるからです。

ラプチャーディスクは、設定された圧力や温度に達した際に破裂をすることで容器や配管からの漏れなどを防ぐことができるので、ホルダーによって確実に固定されていなければ過剰圧力に対応できない可能性があります。

2.ホルダーの種類と違いについて

ラプチャーディスクの一部にはホルダーが必要ない場合がありますが、それ以外のラプチャーディスクでは専用のホルダーの組み込みが必要になります。

ホルダーの種類は、「ボルト締め型」「スクリュー型」「ユニオン型」の主に3種類があり、それ以外の特殊なホルダーも存在します。
それぞれどういったホルダーになっているのか見ていきましょう。

①:ボルト締め型

配管フランジにはさみ込むタイプのホルダーを、ボルト締め型と言います。
全てのラプチャーディスクに対応することができ、口径は1/2~44インチまで幅広い対応が可能です。
ボルト締め型はフランジ―体型のタイプもあり、ねじ込んで固定するだけではなく溶接によって配管に直接取り付けることができます。

②:スクリュー型

スクリューねじのような形状のホルダーで、ねじ込んで取り付けるタイプをスクリュー型と言います。
コンパクトなタイプとなり、フランジが不要となります。
対応口径は1/2インチで、単体型ディスクやスコア型ディスクに対応しています。
基本的には破裂圧力は10,000PSIGまで対応できますが、それ以上の破裂圧力の場合には特殊設計のホルダーになります。

③:ユニオン型

ユニオン型は、ユニオンナットを締めることでディスクを固定することができるホルダーです。
ホールドダウン、ユニオンナット、ベースの3つのユニットで構成されていて、簡単な締め付けでディスクがシールされます。
ねじ込んで取り付けるだけでなく、溶接によって配管に直接取り付けることも可能です。
単体型ディスクだけでなく、複合型ディスクに対応していて、対応口径は1/2~2インチとなります。

④:耐腐食ホルダー

耐腐食防止用の耐腐食ホルダーという種類もあります。
ホルダーが腐食してしまわないように、ホルダーの接液部のベースに耐腐食金属タンタルを使用したホルダー・テフロン無垢材を使用したホルダー、およびテフロンライニングホルダー・テフロンコーディングホルダーがあります。ホルダー型式はボルト締め型と同じです。

⑤:ダブルディスクホルダー

ダブルディスクホルダーは、3つに分かれたホルダー部分に2枚のディスクを挟み込めるホルダーになっています。
もし一段目のディスクが腐食や金属疲労を起こしている場合でも、二段目のディスクが受け止めることができます。
また、急開弁としての利用可能なホルダーです。

⑥:ビスカス・ティー型ホルダー

ビスカス・ティー型ホルダーは、高粘着の流体や、配管や容器内で詰まりを起こしやすい流体の際に適しています。
破裂圧力に影響するプロセス物質の蓄積や、詰まりを最小限にすることができるホルダーです。
特殊な三方接続のフランジ状のボディとなり、標準口径は2~4および6インチとなります。

3.まとめ

ラプチャーディスクの固定に欠かすことができないホルダーですが、ディスクや容器、また容器内の流体の種類によっても適したホルダーの種類が違います。
より安全性を高めるためにも、適したホルダーを選ぶ必要があります。

ファイク・ジャパンでは豊富なホルダーの種類に対応しているので、是非お問い合わせください。