特徴
単一金属板による引張型ラプチャーディスクP型(写真1)は、金属の引張応力を利用し板厚と受圧面積によって破裂圧力が設定され、比較的運転圧力の変動が少ないプロセスに、広範囲に使用される最も初期型のラプチャーディスクです。
破裂精度は±5%で、製造範囲下限または許容公差の下限に対し70%の圧力で運転できます。ラプチャーディスクは30°テーパー型ホルダーに取付けられ、メタルタッチによる締付圧力でシールされます。また、耐食性をもたせるため、テフロンコーティングも施すことができます。
バキューム・サポート
真空および背圧を受ける場合、上記P型ラプチャーディスクの一次側にバキューム・サポートの取付けが必要です。
このバキューム・サポートはラプチャーディスクの凹面にフィットするように製作されており、ラプチャーディスクが真空および背圧を受けた時、座屈を防ぎ、フルバキュームまで耐えることができます。
PV型ディスク
P型ラプチャーディスクに、バキューム・サポートを取付けたものがPV型ラプチャーディスクです。
破裂設定圧力が6.87MPaG以上の場合は、バキューム・サポートなしでもフルバキュームまで耐えることができます。
CP、CPV型ディスク
P型ラプチャーディスクの締付けシール部分を保護するために、金属製リングを取付けたものがCP型ラプチャーディスクです。
また、CP型ラプチャーディスクにバキューム・サポートを取付けたものがCPV型ラプチャーディスクです。
また、CP型ラプチャーディスクにバキューム・サポートを取付けたものがCPV型ラプチャーディスクです。
CPV-C型ディスク
ラプチャーディスクの二次側に雨水、結露、および汚れによる腐食を防ぐため、ダストカバーを取付けたものがCPV-C型ラプチャーディスクです。