主な特徴
- 圧力変動の少ないプロセスで使用される世界的標準モデル
- ファイク社伝統の丈夫な三重構造により、メンテナンスフリーで使用できる
- 許容公差下限での50%までの正圧およびバキューム運転に使用できる
製品概要
CVタイプはエクスプロージョン・ベントのスタンダードモデルです。
CV型は最も古くから使用されてきた製品で、ファイク社伝統の丈夫な三重構造によりメンテナンスフリーで、圧力変動の少ないプロセスでは長い寿命で使用できます。
HI-CVタイプは丸型CVタイプに改良を加えた製品で、爆発の衝撃が大きい箇所に設置しても金属飛散が一切ない安全性を追及したエクスプロージョン・ベントです。
与えられるスリットパターンは破裂セット圧力、サイズ、ディスク厚板により シングルヒンジ(1枚開き)、ラジアルパターン(6枚開き)が選定されます。ラジアルパターンはCVタイプのみ適用され、主に設定圧力が高圧な場合に使用されます。これらスリットパターンによるファイク社の開口パターンコントロール テクノロジーにより、爆発発生時には1回目の受圧で瞬時に全開し、確実に爆発放散を成功させます。
CV、HI-CVタイプは特にサイロ、ビン、配管、ダクトなどの圧力変動の少ない使用に適しています。
製品の構造
CV、HI-CVタイプはスリットの入った304SS製(DIN規格では1.4301)の2枚ディスクの間に、テフロンシールを挟んでシールした三重構造です。
ステンレスディスクのスリットの裏側には、テフロンシールが損傷しないように、テフロン製のスロットカバーが組み込まれており、更に板のスリットの切り口は、コンピュータによる加工で、バリのないように丸くなっています。爆発の発生時には、このスリットに沿ってベントは開口します。
ベントの標準材質は、304SSですが、使用条件にあわせて 316LSSなど他の材質でも製作可能です。
製品諸元