運転中、気密試験中のラプチャーディスク破裂の原因と対策

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ラプチャーディスクを締付けるフランジボルトの締付けすぎ

ラプチャーディスクを締付けるフランジボルトの締付けトルク(締付け荷重)不足」とは逆に、ラプチャーディスクを締付けるフランジボルトの締付けトルクを無視して、ガンガンにフランジボルトを締付けたところ、過早破裂が発生した。

型式(引張り、反転型)を問わず、締付けすぎは、少なからずディスクに変形を与えます。

ディスクが変形すると、ディスクの初期条件が損なわれる(初期不整)ことで、必ず破裂圧力は変化します。場合によっては、破裂圧力が低下せずに上昇することもあります。

銘板・成績書に記載してありますトルク値で、取扱い説明書を参照しながらボルト・ナットを少しづつ対称的に尚且つ均等に締付けることで、過早破裂しなくなりました。

トルクレンチをご使用ください。

図1:フランジボルトの締付けトルク
フランジボルトの締付けトルク ディスク ホルダー このボルトの締付けトルクは 銘板・成績書記載のトルク値で 締め付けてください。 圧力密閉容器

ディスクの締付け過ぎにより、外周の平坦部がめくれ上がって過早破裂
写真1:ディスクの締付け過ぎにより、外周の平坦部がめくれ上がって過早破裂