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爆発遮断用ロータリーバルブの採用が始まっています

記事カテゴリー:粉じん爆発防護
提案対象:ロータリーバルブを粉じん爆発対応品へ切替

集じん機等の粉体機器で粉じん爆発が発生した場合、粉体機器本体から爆発放散口(エクスプロージョンベント)で爆発を放出したとしても、他の接続部から火炎が流出することにより、爆発の伝ぱんを発生させてしまい、二次爆発に至る危険があります。

粉じん爆発に対応していないロータリーバルブの場合、下図のように火炎がローター羽根とボディとの隙間を通過してしまい、ロータリーバルブ下へ爆発を伝ぱんさせてしまいます。このエリアには、人がいる可能性も高く、最初の爆発よりも深刻な二次災害になる心配があります。

産業安全研究所技術指針の「集じん機及び関連機器における粉じん爆発防止技術指針」NIIS-TR-No.36(1999)に爆発遮断の対処法としてロータリーバルブが紹介されていますが、具体的な要求仕様や試験基準の記載はなく、観念的な説明に終わっています。ファイクでは、具体的な要求仕様の規定がある米国防火協会規格NFPA69に適合するロータリーバルブを開発し、実証試験でその性能を確認した上で製品リリースを実現しています。

ファイク米国爆発試験センターでの実証試験:ロータリーバルブの爆発遮断を確認する試験

 

ファイク爆発遮断ロータリーバルブFDRM型

口径は150A、200A、250A、300Aの4種類から選択できます。
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