SigniFire(シグニファイアー)火災検知器は、ビデオイメージディテクションと呼ばれる技術で火炎や煙、オイルミストを感知するビデオカメラです。火炎や煙の動き、色で火災が発生したことを感知します。
使用可能距離が30mと長距離のため、天井が高い場所などでは従来の煙や火炎の感知器よりも早く確実に火災の要因を感知することができます。
また、ONVIFネットワーク標準規格対応カメラであれば、サーバーやソフトウェアを使うことにより既設の防犯カメラにて使用可能です。
特徴
- 天井が高い室内や大きな部屋の場合は従来の感知器の補助をすることができます。
- 初期感知はより早くよりインテリジェンスに行うことによりコストやダメージ、人的被害を最小限に抑えることができます。
- 予期せぬ火災:非常にまれに発生する偶発的な事故においても有効です。
- 高温や低温、防爆など使用環境によりハウジングが選べます。
- 従来の煙感知器はホコリと煙の区別をつける事ができないため、誤警報を引き起こす可能性がありましたが、SigniFireは煙とホコリの識別ができるため、そのような問題はございません。
- 防護/非防護エリアの設定などプログラミングにより詳細な設定ができるため、誤作動を減らすことができます。
- 「見る」ことにより、火災の早期発見(従来より88%早い)および従来困難であった天井の高い工場や無人の場所でも原因の特定が可能です。
感知項目
SigniFire火災検知器は、感知した項目を色別の箱(線)やドットで囲むことにより、ダイレクトに状況を判断することができます。
感知する項目は以下の通りになります。
- 赤い箱:火炎
- 青い箱:煙、オイルミスト
- ピンクのドット:反射した火炎
- 紺の箱:煙
- 黄色いX軸とY軸:モーションディテクト
- グレーのラインと箱:判別中の状態
SIGNIFIRE仕様
項目 | 仕様 |
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プロセッサとメモリー | TMS320DM642デジタルメディアプロセッサ 128MB RAM |
撮像素子 | ミクロンCMOS MT9M11 |
ビデオフォーマット | カラーNTSC |
ビデオ解像度 | 640 x 480 (NTSC) |
画像圧縮 | MJPEG |
必要明るさ | 48 Lux |
イベント通知伝達 | ネットワークにて基本情報、アラーム、トラブルを通達 |
検出性能 |
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検出ゾーン | 検出・非検出ゾーンとスケジュール(検出時間・検出期間)を設定可能 |
製品寸法と重量 | 178mm x 81mm x 51mm 680g |
使用可能環境 | 温度:0~50℃ 湿度:5~95% |
電源 | 12-24VDC 消費ワット<5ワット |
ビデオ管理ソフト | SpyderGuard (API avairable) |
接続 | RJ-45イーサネットジャック、3口リレーアウトプット、DC電源、同軸アナログアウト |
レンズ | 2.8mm、6mm、8mm |
SPYDERGUARD SOFTWARE
SpyderGuard Software(スパイダーガードソフトウェア)はSigniFire専用のソフトウェアで、リアルタイムの動画で火災を感知します。このソフトウェアを使用することにより様々な設定や感知の履歴を管理することができます。
特徴
- 防護/非防護エリアの設定により、検知ターゲットをフレキシブルに設定可能なため誤報を減らすことができます。
- 煙や火炎のみならず、モーションや火炎の反射等が検知/非検知の設定できます。
- スケジューラーによる日々のプログラミングが可能なため、曜日や時間による監視の設定が可能です。
SIGNIFIREサーバー
ONVIF (Open Network Video Interface Forum – CCTV Standard)対応カメラであれば、SigniFireサーバーを購入いただき、SypderGuard Softwareをインストールしていただければ、使用中の防犯カメラでSigniFireを使用することができます。