ラプチャーディスク / ラプチャーディスクについて

破裂検出装置の取り付け方法


 
 
ラプチャーディスクは、ラプチャーディスクが破裂することによって容器や設備を守ることができる安全装置です。
しかし、ラプチャーディスクが正常に破裂したとしても、誤作動で破裂してしまったとしても、破裂していることに気付かないケースもあります。
そういったことを防ぐために破裂検出装置という製品があります。
破裂検出装置はどういったものなのか解説していきます。 

破裂検出装置とは

 
ラプチャーディスクを設置する際には、ラプチャーディスク本体だけでなく、破裂検出装置を一緒に取り付けることが可能です。
破裂検出装置を取り付けることにより、ラプチャーディスクの破裂を検出できます。
 

もし破裂に気付かなければどうなるのか?

 
ラプチャーディスクは機械的な操作によって破裂する装置ではなく、予め設定した破裂圧力で破裂するため、機械的な操作は必要ありません。
何らかの原因で過剰圧力が発生すれば破裂しますが、設定方法が誤っていた場合や劣化などの理由で破裂するようなケースも稀にございます。
ラプチャーディスクが破裂したことに気付かずに長時間プラントを運転すると、ディスクの二次側の機器に影響を与える可能性もあります。
 

破裂検出装置の役割

 
破裂検出装置は、ラプチャーインディケーターと呼びます。
名前の通りラプチャーディスクの破裂を検出することができる装置です。
ラプチャーディスクが破裂した際に破裂検出装置も破裂することにより、ラプチャーディスクの破裂を知らせることができるようになっています。
仕組みとしては、破裂検出装置内の配線が通電していますが、ラプチャーディスクが破裂することにより断線し、破裂を検出することができます。
 

ラプチャーディスク破裂検出装置の取り付け方法とは

 
通常破裂検出装置は、ラプチャーディスクの二次側のホルダーとフランジの間に設置されてますが、どのように取り付ければいいのでしょうか?
ファイク社で取り扱う破裂検出装置の種類ごとの取り付け方法を見ていきましょう。
 

◾️BC2型破裂検出装置
 
BC2型は、ホルダー出口側とフランジの間に挟むようにして取り付けます。
ディスクを破裂させた圧力がBC2型の中央部分に組み込まれた配線を切断することにより信号を送る仕組みです。
対応ディスク:SRX、AXIUS、POLY-SD、ATLAS等
 
 
◾️BCH型破裂検出装置
 
BCH型破裂検出装置はサニタリーヘルール取り付け用です。
そのため、ラプチャーディスクから1直径分の長さを持つへルールを二次側に配置した上にBCH型を取り付けます。
出口側へルールとBCH型はクランプによって固定されます。
対応ディスク:SR-H、AXIUS-SC、SHX

まとめ

 
破裂検出装置は、ラプチャーディスクの破裂を知ることができる、ラプチャーディスクには欠かせない装置です。
ラプチャーディスクの使用をより安全にするためにも、ラプチャーディスク破裂検出装置の取り付けをおすすめします。
2019年にファイク社の破裂検出装置が日本国内の本質安全防爆である「防爆構造電気機械器具型式検定合格証」を取得しました。
防爆構造の種類は本質安全防爆(ia)で、Exマーキングは、Ex ia ⅡBT4 Ga/Ex ia ⅢCT135 Daとなります。
詳細はファイクジャパンまでお問い合わせください。