爆発消炎ベント

FQ(旧型番Flam QuenchⅡ)

火炎の出ない爆発放散を実現!!

爆発消化ベント

爆発消炎ベントとは屋内で爆発放散を可能とするために、エクスプロージョンベント(爆発放散口)に消炎装置を組み合わせたもので、爆発放散時に火炎が放出されません。ファイク製CV,CV-S,CV-CFおよびCV-H型エクスプロージョンベントの2次側に設置するだけで効果を得る事ができます。

エクスプロージョンベントを屋内の機器に取り付ける場合は、屋外へ爆発火炎を導くための放散ダクトを設置する必要があります。しかし放散ダクトを設置した場合には、深刻な爆発放散効果の減少があり、機器の耐圧を圧力容器並みに上げる必要が出てきます。爆発消炎ベントを使用すれば、放散ダクトが不要となりますので、最低限の爆発放散効果(爆発放散効率80%)の減少だけで屋内での爆発放散を実現します。また、未燃焼粉じんの放出による二次爆発を防止するために、60ミクロンを超える粒径の粉じんを放出しない構造を持ちます。また、爆発消炎ベントを取り付ける事により、目視によるエクスプロージョンベントの確認ができないため、エクスプロージョンベントには破裂検出装置の設置が必要となります。

使用前

使用後

左: エクスプロージョンベントだけでの爆発放散では大きな火柱が発生します。このままでは屋内での爆発放散は不可能です。
 
右: エクスプロージョンベントに爆発消炎ベントを組み合わせた爆発放散では、火炎が放出されません。安心して屋内での爆発放散が計画できます。

爆発放散の際に発生する火柱

爆発消炎ベントを取付けない状態での爆発放散。爆発放散時に火柱が発生し、約7mの火柱が発生している。試験に使用した粉体はコーンスターチ

FQの性能

対応粉じん 粉じん(金属、ハイブリッド以外)
対応爆発指数 Kst 300[x10²kPam/s]以下(危険等級St2およびSt1)ただし火炎温度≦1500℃のこと
サイズ インチ 8 12 14 16 20 24 30 36 40
mm 200 300 350 400 500 600 750 900 1000
爆発放散効率 一般粉じん 80%
繊維質粉じん 54% 57% --
放散爆発圧力Pred 10~100kPaG(ただしPred – Pstatは少なくとも10~20kPaG必要)
設置安全距離 人員から2.5m以上(2.5m地点での圧力値1.9kPaG以下)
他の装置まで0.61m以上(0.61m地点での圧力値4.3kPaG以下)
表面温度 爆発放散直後の10分間の爆発ベント表面の温度 最大測定値57℃
騒音レベル 爆発放散時 100~120dB
機器容積 20㎥以下

*上記以外の範囲の場合、ファイクジャパンまでお問合せ下さい。

FQの重量・寸法

サイズ
口径
(インチ)
重量
(kg)
寸法 ボルト ガスケット
L W A P OD BC サイズ
(F)
数量 締付
トルク
(Nm)
内径
(m)
外径
(m)
8 20 597 332 44 206.4 258.8 241.3 U3/8 8 40 206.4 258.8
12 37 667 483 44 309.6 385.8 350.8 U7/16 12 40 309.6 385.8
14 52 800 565 63 360.4 436.6 385.8 U7/16 12 40 360.4 436.6
16 77 902 635 63 412.8 489.0 460.4 U7/16 16 40 412.8 489.0
20 91 953 724 63 514.4 590.6 562.0 U7/16 20 40 514.4 590.6
24 183 1467 826 63 616.0 692.2 663.6 U7/16 20 40 616.0 692.2
30 289 2191 984 63 768.4 870.0 825.5 U9/16 28 68 768.4 870.0
36 365 2242 1175 63 920.8 1022.4 977.9 U9/16 32 68 920.8 1022.4
40 438 2242 1264 63 1022.4 1124.0 1079.5 U9/16 36 68 1022.4 1124.0

FQ-S(旧型番Flam QuenchⅡSQ)

爆発消炎ベントFQは広範囲の用途に使用できる高性能消炎ベントとして開発されました。そのFQの用途を制限した普及モデルとして開発されたのがFQ-Sです。爆発放散時の効率は60%が維持されます。

対応する粉じんは爆発の激しさが比較的小さい場合である危険等級St1の粉じん専用とし、組み合わせるエクスプロージョンベントの破裂セット圧は10kPaGとし、より大きい放散面積に対応するために角型のエクスプロージョンベントと組み合わせる設計としました。該当するサイズがあるファイク製エクスプロージョンベントの全型式が使用できます。エクスプロージョンベントおよびガスケットはアッセンブリに含まれていないため、別途オーダーする必要があります。

角型爆発消炎ベントの爆発実験

実際に爆発消炎ベントを取付けた機器に粉じん爆発を発生させ、消炎する様子を実践。爆発火炎が機器の外部に放出されていない事がわかる。試験に使用した粉体はコーンスターチ

開口の様子

角型エクスプロージョン・ベント用の爆発消炎ベントを単純な開口角を90°とした設計では、効率は40%付近までしか得ることができません。ファイクでは扇形まで大胆に開口するように特殊設計して効率60%を実現しました。

FQ-Sの性能

対応粉じん 有機粉じん(金属、ハイブリッド、繊維質以外)
対応爆発指数 200[x10²kPam/s]以下(危険等級St1)
サイズ(mm) 500x400 500x500 500x800 470x570 566x900
18” x 24” 24” x 36” 36” x 36” 38” x 46”
エクスプロージョンベントの破裂圧力(Pstat) 10kPaG以下
ただしガイドラインを使用した爆発放散面積の計算は
Pstat=10kPaGとすること
放散爆発圧力(Pred) 100kPaG以下
安全情報はFQと共通

*上記以外の範囲の場合、ファイクジャパンまでお問合せ下さい。

  • ケーシング
  • フレームフィルター
  • ホールドダウン
  • インスペクションパネル
  • 銘板
  • アースラグ

FQ-Sの重量・寸法

サイズ
(ベント)
開口面積
CV-S/CV
(㎡)
寸法 重量
(約)
取付ボルト
A B C D (kg) 数量 サイズ
500 x 400 0.172 / 0.2 895 645 512 612 75 22 M10x30
500 x 500 0.218 / 0.25 1060 745 612 612 91 24 M10x30
500 x 800 0.36 / 0.4 1060 745 612 912 115 30 M10x30
470 x 570 0.235 / 0.268 1010 715 582 682 91.5 26 M10x30
566 x 900 0.464 / 0.509 1168 810 678 1012 138 34 M10x30
インチ寸法
CV/Vmax
18” x 24” 0.16 / * 955 679 545 698 90 24 3/8”x1/4”
24” x 36” 0.52 / 0.52 1206 831 698 1003 153 34 3/8”x1/4”
36” x 36” 0.79 / 0.76 1707 1165 1003 1003 259 57 3/8”x1/4”
38” x 46” * / * 1791 1186 1060 1263 321 57 3/8”x1/4”

*お問合せ下さい

EQ

爆発消炎ベントEQは、屋内に設置されているバケットエレベーターが粉じん爆発時に爆発による火炎を消炎して屋内へ大気放散する事ができます。 組み合わせるエクスプロージョンベントは、バケットエレベーター専用のEGVを使用します。

爆発火炎の消炎エレメントはファイクが開発した爆発消炎ベントFQのテクノロジーを採用し、爆発指数Kstが150以下の場合に爆発放散時の効率100%を実現します。組み合わせて使用するエクスプロージョンベントは、アッセンブリに含まれていないため、別途オーダーする必要があります。

EQの性能

対応粉じん 有機粉じん(金属、繊維質以外)
対応爆発指数 150[x10²kPam/s]以下(危険等級St1)
サイズ(mm) 170 x 470 270 x 458 300 x 500 350 x 650
エクスプロージョンベントの破裂圧力(Pstat) 10kPaG以下
放散爆発圧力(Pred) 100kPaG以下
サイジング方法 エクスプロージョンベントELEGUARDと共通

*上記以外の範囲の場合、ファイクジャパンまでお問合せ下さい。

EQの重量・寸法

寸法 重量 組み合されるエクスプロージョンベント
EGV
取付ボルト
L x W x H kg サイズ 長さ サイズ
579 x 306 x 361 19 170 x 470 6 50 M10
564 x 404 x 516 27 270 x 458 6 50 M10
606 x 434 x 567 33 300 x 500 6 50 M10
756 x 484 x 630 46 350 x 650 6 50 M10