ラプチャーディスク / ラプチャーディスクについて

ラプチャーディスクは低圧設定できる?低圧用ラプチャーディスクとは


ラプチャーディスクは、密閉容器内に過剰圧力が発生した場合に作動する安全装置です。
設定した圧力を超えた場合に、破裂することで圧力を放出することができる仕組みですが、その設定可能な圧力はラプチャーディスクの種類によって異なります。
低圧用のラプチャーディスクはあるのでしょうか?

ラプチャーディスクと圧力の関係

容器や配管内がシステムで管理されていたとしても、必ずしも安全が保たれているわけではありません。
システムの誤作動や人為的なエラー、電力の喪失などさまざまな要因によって、容器内の温度や圧力が上昇する場合があります。
ラプチャーディスクはノンメカニカルな安全装置なので、そういった場合に事前に設定された温度や圧力を超えると瞬時に破裂して、容器内の過剰圧力を放出することができます。
ラプチャーディスクにはさまざまな種類があり、容器内の流体や圧力などによって適したラプチャーディスクの種類が変わります。
つまり、圧力設定によっても選ぶべきラプチャーディスクは異なります。

低圧用ラプチャーディスクとは

Fike社では低圧用のラプチャーディスクの取り扱いがあります。
Fike社で取り扱われている低圧用ラプチャーディスクの詳細や特徴を紹介していきます。

AXIUS

AXIUS型は、Fike社が特許を取得している低圧用の反転型ディスクです。
最大可能運転圧力を設定圧力の下限の95%まで可能になった最先端の技術と、金属単板構造で極低圧設定を実現した最新のラプチャーディスクとなります。
しかも、低圧域での許容公差が狭いので、設定圧力により近い値にて破裂させることができるので使い勝手がよくなっています。
また、ラプチャーディスクのプロセス側に機械加工がされていないので、使用毎に疲労する箇所がありません。
そのため、サイクル運転やパルスに強く、最大10万回を超えるサイクルにも使用可能です。

対応流体:液体・ガス・ベーパーなどあらゆる流体に対応可能

AXIUS

SRL

SRL型はFike社にしかないデザインの反転型スコアディスクです。
Fike社が開発したカウンター・モディファイド式という特殊なデザインによって、低圧力設定と液体での使用が可能になりました。
SRL型は設計にFEA(Finite Element Analysis)技法が用いられており、これによって他のスコア型の反転型ラプチャーディスクよりも低い破裂圧力での作動が可能となっているのです。
しかも、破片の飛散もないので安全弁との併用も可能です。

対応流体:液体・ガス・ベーパーなどあらゆる流体に対応可能(重合のあるプロセスには不可)

SRL

AD
AD型ラプチャーディスクは特に極低圧に使用できるフラット状のラプチャーディスクで、一般規格フランジに直接挟み込んで使用できるタイプです。
安全弁を二次側の腐食性流体から保護する目的でも使用いただけます。
バキュームサポートが取り付けられているタイプ、破裂検出装置が取り付けられているタイプもございます。

対応流体:液体・ガス・ベーパーなどあらゆる流体に対応可能

AD、AD-V、AD-H

ラプチャーディスクの破裂圧力を決める方法

低圧用ラプチャーディスクを紹介しましたが、ラプチャーディスクの設定圧力を決める方法が正しくなければ設置しても意味がありません。
ラプチャーディスクが正しく作動するように、破裂圧力の設定を決定する方法を知っておきましょう。

適用法規に従う

高圧ガスや圧力容器構造規格などによっては法規の適用も可能です。
その場合には、適用法規に従った設定圧力に設定しなくてはいけません。
適用法規がない場合には、ラプチャーディスクを設置する容器の耐圧によって決められます。
また、設定圧力と最大運転圧力の差や、ラプチャーディスクの製造範囲と許容公差なども考慮されます。

まとめ

低圧用のラプチャーディスクは、Fike社が独自に開発した機能性が高いものを用意しています。
容器や流体を守るためには、設定圧力に適したラプチャーディスクを選んで、破裂圧力を設定しなくてはなりません。
設定圧力やラプチャーディスクに関するご質問や商品の問い合わせは、ファイク・ジャパンへご連絡ください。