ラプチャーディスク / ラプチャーディスクについて

ラプチャーディスクはどのような規格に対応しているのか?

ラプチャーディスクは安全装置として設置を推奨される装置です。
高圧ガスや冷凍設備に関しては、許容圧力を超えた場合には瞬時に圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けることが高圧ガス保安法によって記されています。
その安全装置がラプチャーディスクとなるのです。
高圧ガスなどだけではなく、原子炉などさまざまな設備で設置されているラプチャーディスクですが、どのような規格に対応しているのか紹介します。

規格の必要性や種類について

製品に対して「○○規格」というものが多く付けられているのはご存知でしょうか?
ラプチャーディスクに限らず、あらゆる製品や材料などに使われる言葉なので目にしたことがある人も多いと思います。
そもそもなぜ規格という言葉があり、規格にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

規格とは

規格とは、産業や技術分野において、製品や材料などの品質や形状、サイズ、試験方法などについて定められた基準のことを指します。
つまり、この規格が製品や材料を判断するための基準となるのです。
規格が定められることによって、品質の改善や生産性が向上され、互換性などメリットが生じます。
そして、規格を確認することで製品や材料の安全性や適応性を知ることができるので、産業や技術分野にとって必要な基準になっているのです。
また、規格は強制的な効力を持つものではなく任意のものになりますが、規格によって統一されることで生産の際の基準になります。

規格の種類

規格にはさまざまなものがあります。国内基準もありますが国際的な全世界基準のものまで幅広く存在しています。
主な規格としては、日本の工業分野における基準となる「JIS(日本産業規格)」があります。
日本の産業製品に関する規格や測定方法などが定められたものとなり、定期的な改正も行われています。
国際的な規格であれば、工業分野の規格である「ISO(国際標準化機構)規格」があります。
世界共通の基準となり、世界162カ国が加入して標準的な基準としてISO規格を基にあらゆる製品が産出されています。

ラプチャーディスクが対応している規格とは

ラプチャーディスクも工業分野の製品にあたるため、規格を基準として生産されています。
ラプチャーディスクがどのような規格によって定められた基準を基に作られているのか紹介します。

製造範囲に関する規格

ラプチャーディスクは、米国ASME規格において基準が定められています。
製造範囲内にて破裂したものであり、破裂圧力がラプチャーディスクの銘板に刻印されたものであることが規定されているのです。
この製造範囲とは、圧力の範囲を指します。
ラプチャーディスクの制作破裂時における破裂試験の結果の平均値が、予めユーザーとメーカーにて協議された製造範囲内に収められる必要があるとされています。
そして、製造時の破裂テスト結果の平均値が破裂板に刻印されることになるのです。

圧力容器構造規格が適応されるラプチャーディスクもある

設計基準がJIS規格で定められている圧力容器には、第一種圧力容器と第二種圧力容器に分けられています。
第一種圧力容器には大気圧の沸点を超える温度の液体が入れられるため、第二種圧力容器とは異なり、万一爆発してしまった場合の被害の大きさが異なります。
このことから、第一種圧力容器の規定は厳しくなっており、圧力容器構造規格によって安全装置の必要性も記載されています。
そして、その安全装置は破裂板であり、破裂板はJIS B8226(破裂板式安全装置)の規定に適合するものでなければなりません。
ディスク自体の認定品というものはありませんが、圧力容器構造規格が適応されるラプチャーディスクは構造図面や破裂試験成績書などの書類提出をします。

まとめ

ラプチャーディスクと一言でいっても、容器や取り扱い流体によって適切なラプチャーディスクの種類は異なります。
そのため、破裂圧力も容器や設備に合わせる必要もあり、メーカーとユーザーで確認することが大切です。
メーカーによっても取り扱うラプチャーディスクも異なるため、独自技術を含めラプチャーディスクの種類を豊富に取り扱う当社にご相談ください。